ソーシャルVRとは?
VR空間内で、多人数の他者と直接コミュニケーションを取ることができる技術です。 現実と同じように対面し、言葉と身振り手振りで交流することができる楽しみは、ソーシャルVRならではです。
ソーシャルVRプラットフォームを構成する特徴
- 多人数性:複数人が同じ空間を共有できる。参加者が同じ場所に存在し、体験を共有することにより社会性が生じる。
- 双方向性:話者と聴衆・聴衆同士の間で会話やリアクション、質問のやり取りができる。リアルタイムイベントとして必須の特徴で、参加者が、自分が参加しているという実感を持つことができる。
- 身体性:体を使った表現、実物スケールの理解ができる。例えば自分の体と探査機の大きさを簡単に比較することができる。
参考:ろれる。、天野ステラ、えんでばー、猫好き(2020)「宇宙-そら-の新体験を、君と」第34回天文教育研究会 集録
コラム
VR/XRは「体験しなければ判らない」とよく称される。静止画から動画へ、モノクロからカラーへ、手紙から電話へ。
技術が時代を変化させてきた歴史の上に、いまネットワーク空間が2Dから3Dへ進化しようとしている。
そして、VRは単なる「動画の後釜」ではなく、「ネットワークの新しいカタチ」であることに、"体験"した世界は気がつき始めている。
知的好奇心を満たす技術として、夜空を見上げるきっかけとして、VR技術が天文に活用される今日。
VR技術により本物のすばらしさを見失うのではと不安に思うか、VR技術により本物のすばらしさに気がつくと期待するか、あなたはVRをどう捉えるだろうか?
身体の拡張という欲に、人類は抗えず進むだろう。VR技術は遠い未来の話ではなく、現に今存在する技術である。